Marcel Lajos Breuer
(1902-1981, Hungary)
Wassily,Model No.B3,1925-1927
Bent nickelled tubular steel frame
(later chrome-plated) with canvas,
fabric or leather seat and back sections
Designed for Wassily Kandinsky's quarters at the
Dessau Bauhaus, the No.B3 utterly transformed
the language of chair design. It was particularly
revolutionary in its use of tubular steel and its
method of manufacture.








ブロイヤーが新しく買った自転車は、丈夫な金属パイプでできていました。これを椅子に応用できないだろうか、彼は考えました。いまでこそ当たり前になっているパイプ椅子ですが、当時は椅子といえば木製の、それもどちらかといえばボテッとしたものが当たり前の時代ですから、これは画期的な考えでした。そうして彼がつくったのが、このワシリーチェアです。彼はバウハウス一期生で、その教師であるワシリー・カンディンスキーがこの椅子を気に入って使っていたことから、名前がつきました。

この椅子のデザインどこかでみかけませんでした。そうリートフェルトのレッドアンドブルーのイメージに似ていません?背や座は、革もいいですがキャンバス地がお似合いです。





そのころ、のちにバウハウスの客員教授となるマルト・スタムがスチールによる初のキャンティレバー構造の椅子(左)をデザインし、ミース(中)やブロイヤー(右)やも同じ構造の椅子を作っています。


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