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先生、一生懸命ナンナさんに説明してます。小林さん、のぞきこんでます。 ぼく、「64CHAIRS」のデザイナーの一人に実際会えるなんて・・・感動してます。

私がこのツアーに参加した理由はいくつかありますが、島崎先生が同行してくださることも、もちろん大切な理由の一つでした。先生は日本における、椅子の大家の一人であり、その先生とともに椅子を見ることが出来たのは、私にとってたいへんな幸せでした。あらためてここに感謝の意を表します。また小林さんご夫妻にもいろいろご教示いただきました、ありがとうございます。

ここで一番感動したのは、いうまでもなく植波君でしょう。彼は高山でフィン・ユールとかの椅子を作っています。さらに、これからナンナ・ディツェルの椅子も作るそうです。そのナンナさんに間近に接し、お話し、握手し・・・もう人生最高の日ですね。今日の気持ちを忘れずにより一層精進しましょうね。それにしても、日本から脚の見本を持参し、図面ではわからない微妙な木の削り具合をご本人に質問し、それにサインまでしてもらう、この心がけは見上げたものです。この脚はきっと家宝になるのでしょう。うれしそうに、そばで一部始終をビデオに収めている奥さんの姿も、ほほえましかったですね。